3. 操作説明

3.1. 画面構成

本装置の実行画面です。

_images/ss_overview.png

図 3.1 実行画面

画面は次の5つに分割されます。

表 3.1 画面構成

画面タイトル

本書での名称

機能

0 main

0:メイン画面

コマンド入力画面です。

1 HELP

1:ヘルプ画面

ヘルプを表示します。

2 I/O Stat

2:通信量画面

毎秒の通信量を表示します。

3 eth0

3:eth0画面

eth0 の通信状態を表示します。(iftop / tcpdump 切り替え)

4 eth1

4:eth1画面

eth1 の通信状態を表示します。(iftop / tcpdump 切り替え)

3.2. メイン画面 (0:main)

コマンド操作を行う画面です。

_images/ss_0_main.png

図 3.2 メイン画面

キー入力は全てこの画面で行い、以下のことができます。

  1. ネットワークデバイスの選択

  2. フィルターの設定

  3. パケットキャプチャ

  4. システム設定

  5. ヘルプ表示の指示

3.2.1. フィルター情報表示

ENTER を押すか、コマンドを実行するたびに最新のフィルター情報を表示します。

_images/prompt.png

図 3.3 フィルター設定情報

  • 1行目 ( "[0] eth0:... ", "[1] eth1:... " )

    フィルター設定です。フィルターの詳細は フィルター設定 を参照願います。

  • 2-3行目 (青文字)

    ネットワークデバイス毎の通信統計です。

    表 3.2 表示項目

    項目

    意味

    Sent

    送信バイト数、パケット数

    dropped

    破棄

    overlimit

    キューが一杯になった回数

    requeues

    再送のためのキューイング

    backlog

    T.B.D

3.2.2. ネットワークデバイスの選択

プロンプトのネットワークデバイスの選択状態を表します。

表 3.3 プロンプト

プロンプト

選択状態

0 >

eth0 を選択

1 >

eth1 を選択

a >

両方(eth0, eth1)を選択

デバイス選択コマンド( 0 / 1 / a ) で切り替えることができます。

0: eth0を選択:

a > 0 [ENTER]
0 >

1: eth1を選択:

0 > 1 [ENTER]
1 >

a: 両方(eth0, eth1)を選択:

0 > a [ENTER]
a >

3.3. ヘルプ画面 (1:HELP)

コマンドのヘルプを表示します。

_images/ss_1_help.png

図 3.4 ヘルプ画面 (コマンド一覧)

「0:メイン画面」で help コマンド名 と入力すると、そのコマンドのヘルプを表示します。

a > help rate
_images/ss_1_help_rate.png

図 3.5 ヘルプ画面 (help rate)

注釈

使用可能なコマンドは コマンド一覧 を参照してください。

3.4. 通信量画面 (2:I/O Stat)

ネットワークデバイス (eth0, eth1)の各送受信量を1秒毎に更新します。

_images/ss_2_io_stat.png

図 3.6 通信量画面

時刻, eth0(受信, 送信), eth1(受信, 送信) の並びで表示します。 また、通信量によって数字の色が変化します。

表 3.4 通信量の色

単位

Byte

Kbyte

Mbyte

注釈

起動時にネットワークデバイスが非アクティブ(=接続されていない)場合、起動後にネットワークに接続しても通信量が表示されません。 その際は、「0:メイン画面」で stat コマンドを実行して下さい。

3.5. eth0画面(3:eth0) / eth1画面 (4:eth1)

ネットワークデバイスの通信状態(iftop, tcpdump のいずれか)を表示します。

  • iftop

    TCPコネクション単位での帯域を表示します。

  • tcpdump

    ネットワークパケットを表示します。

3.5.1. 表示切り替え

「0:メイン画面」からコマンド入力で表示を切り替えます。

3.5.1.1. (1) iftop

_images/ss_3-4_eth.png

図 3.7 iftopのみ

手順:

0 > a        ... 両方のデバイスを選択
a > iftop    ... 表示切り替え

3.5.1.2. (2) tcpdump

_images/ss_3-4_eth_tcpdump.png

図 3.8 tcpdumpのみ

手順:

0 > a          ... 両方のデバイスを選択
a > tcpdump    ... 表示切り替え

3.5.1.3. (3) 混在

左(eth0), 右(eth1) で異なる表示にすることも可能です。

_images/ss_3-4_eth_mix.png

図 3.9 iftop(左:eth0), tcpdump(右:eth1)

手順:

a > 0          ... eth0 を選択
0 > iftop      ... eth0 の表示切り替え
0 > 1          ... eth1 を選択
1 > tcpdump    ... eth1 の表示切り替え

3.5.2. 表示サイズ変更

「0:メイン画面」から height コマンドで表示サイズ(行数) を変更できます。

手順:

0 > height 20     ... 10 - 35 に範囲で指定

注釈

デバイスの選択状態に関係なく、画面3,4 同時に変更されます。